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文様の話 〜知って楽しい 使って楽しい〜

和食器には様々な図柄が描かれています。
その文様には古い由来を持つものが多く、絵柄の意味がわかると、器を使うことがさらに楽しくなります。

第四回目は「網目」です。


◆ 網目(あみめ)

 食器の文様は身近な自然や生活の中から題材をとることが多くあり、網目文様もその一つです。幾何学的な印象を与えますが、魚や鳥をとるための網を題材にしたものです。


ひっかけ網、玉網(たまあみ)、寄網(よせあみ)
 ――網目文様のバリエーションです。
ひっかけ網は網目同士をひっかけるように交差させます。
玉網は網のつなぎ目が玉になっています。
そして寄網は網目の間隔が寄ったり離れたりと不規則になっています。

網目紋はふだん使いとして飽きの来ない文様ですが、じつは縁起がよいとされる吉祥文でもあります。同じ文様をくり返すところから「連続するもの」「永遠に続くもの」の意味を読みとります。







網」は福を「からめとる」「すくいとる」ものとして商売の世界では昔から喜ばれました。
また、根拠のない迷信ですが、網目のお茶碗でごはんを食べると中風(ちゅうぶ)にならないという言い伝えも残っています。

よくできた網目文様は、食器の内側と外側の網の糸がぴったり合っていて、器の底まで細かく網目が描いてあります。こういう仕事を見ますと職人さんの「どうだ」という声が聞こえてくる思いですが、値段は張ります。
同じ網目文様でも値段に差があるのは、こんな理由もあるのです。


 バックナンバー
第1回唐子(からこ)
第2回吹墨(ふきずみ)
第3回捻文(ねじもん)
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